石鹸の原料

石鹸の原料

石鹸は用途や形状によりいろいろ分かれています。
大きく「工業用」「身体用」「身体以外用」の3つに分かれ、身体用は薬事法の規制があります。
身体用石鹸は「化粧石鹸」といわれ、「薬用石鹸」「洗顔石鹸」「浴用石鹸」などと一般的に表記されます。

 

これらの石鹸の原料を知ることで原料の性質を知り、自分に合った石鹸を選ぶことができます。

 

石鹸の原料成分

石鹸油脂の成分や特性によって洗浄力や使用感が決まります。
また配合成分によっても保湿効果や肌への影響力が変わります。
石鹸の使用原料は大きく分けて植物、動物の油脂です。

 

植物性はヤシ油やパーム油を使ったもの、動物性は牛脂を使ったものが多く、その油脂成分から石鹸の性質をみることができます。
昔は動物性油脂が多く使われていましたが、肌への優しさ、安全性を考慮すると現在は植物性のものが主流になっています。

 

動物性油脂

☆牛脂
牛脂を主原料としている石鹸は溶けにくい性質を持っています。
ぬるま湯では溶けますが泡立ちが悪く、牛脂成分を落とすためには何回もぬるま湯ですすがなくてはなりません。

 

☆豚脂
豚脂はラードと呼ばれ、パーム油と似ている成分であることから、牛脂よりは良く使われているようです。
泡立ちもよく、保湿、酸化防止にも効果があります。

 

植物性油脂

☆椿油・オリーブ油
保湿効果が期待できるオレイン酸を多く含み、肌に必要な皮脂を落とすことなく汚れだけを落としてくれます。
乾燥肌にお勧めです。

 

☆米油
ステロールやスクワランを多く含み、独特の保湿力により滑らかな使用感が特徴です。
米ぬかアレルギーの人は使用を控えてください。

 

☆ヤシ油・パーム油
水に溶けやすいラウリン酸を多く含み、洗浄力と泡立ちが優れています。
一般的に広く用いられている植物性油脂です。

 

☆ホホバオイル
ホホバの種子から採れるワックスで、乾燥しやすい肌に有効な皮膚の水分を維持してくれます。
保湿力が高まるので乾燥肌の人にお勧めです。

 

☆ココナッツ油
酸化安定性が高いビタミンEを多く含み品質の劣化がなく、保湿効果、炎症効果があります。
洗浄力、泡立ちも優れていて紫外線防止にも役立ちます。
夏の強い紫外線の時期にはココナッツ油が有効です。

 

☆シアバター
シアの果実からとれる油脂で、皮膚の保護効果が高く、日焼けや乾燥を防いでくれます。

 

原料油脂の成分

石鹸原料の動物性・植物性油脂に水酸化カリウムや水酸化ナトリウムなどのアルカリを混合させて過熱させることでグリセリンと脂肪酸ナトリウムができ、石鹸となります。

 

余分なものが入っていないものをしっかり確認するためにも、無添加で天然素材の原料とは何か、知っておくと石鹸を選ぶときにとても役立ちます。

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